アラックスエコファンクラブ


表彰式を行いました
◇開催:2023年12月2日(土)
◇会場:千葉県立美術館
表彰式の様子








(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。)
ビデオメッセージ
千葉県
熊谷 俊人 知事

コンクール受賞者のみなさん、おめでとうございます。昨年に引き続き、1万点を超える作品の応募があったと聞いています。当コンクールが学校や子供たちに根付いてきていることを実感します。 コンクールのテーマ「未来のごみ箱」は第1回目から継続していますが、今年はAIやドローンといったものをモチーフにした作品が増えているということで、皆さんも社会の変化をしっかりと見ているんだなということも感じました。

環境問題はわが国だけの問題ではなく世界共通の課題です。その中でも、ごみを減らして資源を大切にするということは特に重要な課題となっています。今回の受賞をきっかけに改めてごみを減らすために社会全体として何ができるか、そして個人として何ができるかということを考えて、日々行動に移していただきたいと思っています。

我々千葉県としても「千葉の未来をつくる行動する人づくり、みんなでつくる持続可能な千葉」を目標に、これからの次世代をリードする若い力による環境保全活動を応援する事業や、リサイクルなどごみを減らすために身の回りから実践していく「ちばエコスタイル」といった事業を強化して、千葉県の非常に豊かな自然環境を、皆さんを含めた次の世代に受け継いでいくための取り組みを進めています。

今回応募するにあたって、「自分一人だけで考えたよ」という人もいると思いますが、先生もしくはご家族といろいろな意見交換をした方も多いのではないでしょうか。意見交換をすることで皆さんだけでなくご家族なども改めて環境問題について考えるきっかけになったと思います。このコンクールはそういう意味でも我々千葉県にとって大変有意義だと考えます。

開催にあたっては保護者の皆様、学校や絵画教室などの関係者、主催者の皆様方、こうした方々のご協力によって成り立っています。関係者の皆様方の取り組みに心から敬意を表して、環境教育の一環としてこのコンクールがこれからも末永く続いていくことを祈念して、私のお祝いのメッセージにかえさせていただきます。改めておめでとうございます。
ごあいさつ
千葉テレビ放送株式会社
青柳 洋治 代表取締役社長

入賞された皆さん、そして保護者、ご家族の皆さん、ご指導にあたられた先生方に心よりお祝い申し上げます。誠におめでとうございます。
本コンクールは小学生の皆さんに環境への理解、関心を深めていただくことを目的として平成18年にスタートいたしました。今年で18回目を迎えることができたのも皆様方のご理解、共同主催である千葉県環境財団様、そして第1回目より特別協賛をいただいているアラックス株式会社様をはじめとしたご後援企業、団体の皆様のご支援、ご協力の賜物であると、改めて厚く感謝申し上げます。

毎年多くの作品が寄せられておりますが、今年も1万点を超える数多くの作品が寄せられました。入賞された皆さんの作品はその中から厳正な審査の結果選ばれ、どの作品も想像力あふれるアイデア豊かな素晴らしい作品ばかりです。今この千葉県立美術館に皆さんの作品を展示してあります。そのあとも千葉県庁などで展示される予定ですので、どうぞ皆さんご自分の作品だけではなくほかの皆さんの作品もご覧になって次の作品を描くご参考にしていただけたらと思います。私たちも次回また皆さんの作品を見れることをとても楽しみにしております。

最後に本コンクール開催にあたりご協力を賜りました、関係各位すべての皆様に厚く御礼を申し上げ、またご来場の皆様のご多幸を祈念して私の挨拶といたします。入賞者の皆さん、改めまして本当におめでとうございます。
一般財団法人 千葉県環境財団
葉岡部 循一 理事長

夏休みエコ絵画コンクールで各賞を受賞された児童の皆さん、おめでとうございます。またご指導いただいた先生方、そして見守っていただいたご家族の皆様には心よりお慶び申し上げます。

この夏休みエコ絵画コンクールは、千葉県内の小学生を対象に自分の周りの環境の大切さを学んで、そして考えるきっかけとして始まりまして、今回で18回目と非常に伝統のあるコンクールとなっています。この間、特別協賛であるアラックス株式会社をはじめ、関係者の皆様のご理解とご協力に感謝いたしますとともに、今後引き続きのご支援お願いする次第でございます。

私ども環境財団は水や大気や土壌など環境に関する調査や分析を行っています。また、県民の環境活動を支援する事業なども行っています。今回の作品について、絵画技術はもちろんのこと、私ども環境に携わるものとしても非常に参考になるような画期的なアイデアがいくつもありました。

これまでの環境活動というのはたくさんの人々が集まって力を合わせて取り組んでいくということが前提にあったと思いますが、これからはまさに皆様の絵のアイデアにあるように、テクノロジーを駆使して取り組んでいくような時代になるのではないでしょうか。皆様が大人になって、ぜひこの絵画にあるようなアイデアを現実のものにしていただき、千葉県や日本、そして地球の環境を守ってくださることを期待しております。本日は誠におめでとうございました。
アラックス株式会社
新井 隆太 代表取締役社長

受賞された皆様、そしてご家族の皆様、本当におめでとうございます。また当コンクールを支えてくださっている教育委員会をはじめ、学校関係者の方々には心より感謝申し上げます。ありがとうございます。

今回も1万点を超える絵画の応募がありました。私は毎回選考に携わらせていただいていますが、「未来のごみ箱」というテーマの奥に、お子さまがたが「どのようにしたら世の中が良くなるのか」「どのようにしたら人のためになるのか」ということを一生懸命考えて絵画に向き合っている様子を感じさせられます。これは本当に素晴らしいことです。
このコンクールを通じてそういった心を育てていただき、皆様が大きくなって将来どのように生きていくことが人のためになるのか、どのように生きることが自分の命を生かすことなのかという意識に目覚める、その扉を開くような一助になれたら、コンクールも非常に意義あるものになっていくのではないかと思います。

これからもコンクールを長く続けていきたいと考えています。ぜひ周りの方に声をかけていただいて、より多くのお子さまが参加する機会を作り、皆様のご協力をいただきながらコンクールをより良いものに育てていきたいと思っています。改めて関係各位に感謝を申し上げます。そして受賞された皆様、ご家族の皆様、本当におめでとうございました。
受賞よろこびのことば
千葉市立高洲小学校4年
髙橋 希羽 さん

この度は素敵な賞に選んでくださり、誠にありがとうございます。
今回私が描いた未来のごみ箱は、温暖化で熱くなってしまった地球を冷やしてくれるクジラ型のごみ箱、「イエローホエールバブル号」です。「イエローホエールバブル号」は空を飛び、世界中どこへでも行くことができます。

私はエコ絵画コンクールに参加しようと決めた時、どんなごみ箱があったらうれしいかな、役に立つかなと時間をかけていろいろ考えてみました。ちょうど絵について考え始めた時は夏休みの時期で毎日暑い日が続いていました。そんな時に私が気になったのは地球温暖化問題でした。不要になったごみをリサイクルして地球を冷やすことができるごみ箱があったら、地球にも私たちにもうれしいことがたくさんあるのではと思いました。

今回、未来のごみ箱を描くことで私自身も地球温暖化という問題について調べ、学ぶ良いきっかけになりました。これからも自分でできることに気を付けて生活していこうと思います。この度はありがとうございました。
講評
千葉県教育庁 教育振興部 学習指導課
指導主事 乳井 亜紀 様

入賞された皆さん、おめでとうございます。
今年もそれぞれ考えたテーマに合わせ、多彩な画材を用いたり、スパッタリングやコラージュ等の技法を組み合わせたりと、様々に工夫された表現の作品が数多くありました。応募票のコメントからは、皆さんがふだんから本当にたくさんのことを考えたり、学校の先生やおうちの方と環境や未来について真剣に話し合ったりしている様子が伝わってきました。空飛ぶドローンやガチャ、ポイント、SDGsなど、作品の中で扱われているテーマやモチーフからは、今この瞬間の世の中を反映していることを強く感じました。

世の中の進化のスピードはどんどん速くなっています。少し前には夢のようだった機械や機材が、実用化され、生活の中で普通に使われようとしています。皆さんがこのコンクールで画用紙の上にそれぞれの想いを自由に描いた、「こんなふうになったらいいな」という夢やアイディアも、遠からず実現するかもしれません。
新しい時代を生きる皆さんの、柔らかな感性から生み出される発想は、今後、変化を続ける世の中において大きな力となります。これからも様々なことに関心を持ち、楽しさや美しさを感じる心を大切にしながら、その素晴らしい発想力で、たくさんのことを思い描いてほしいと思います。
NPO法人環境技術支援ネットワーク
理事長 樋口 壯太郎 様

私たちが携わっているのは廃棄物問題です。廃棄物の適正処分、資源化といった技術開発の支援を行っています。作品を見せていただくと海に囲まれた千葉県ならではの海をモチーフにした作品が多かったと思います。単なるごみ箱ではなく、次のステップを意識した、例えば温暖化をなくすために処理をしたり、薬を作ったりと様々なアイデアにあふれた非常に面白い作品ばかりでした。

ところで今日表彰式に来る前、私が小学2年生の頃、1960年の気象庁原簿を調べてみました。私は福岡市の出身で、その年の7月と8月の気温を調べると最高気温が32度、平均気温が29度でした。今年の夏は非常に暑く40℃を超える自治体もあったかと思います。これは作品のテーマでもありました温暖化の影響です。ごみを燃やして出るCO2あるいは化石燃料を燃やして出るCO2によってオゾン層が破壊されて地球が温暖化していくという状況です。私が小学生の頃は夏に30℃を超えることはあまりなかったのですが、今では35℃は当たり前になっています。こういった状況を解決していくために、皆さんのように色々なアイデアを持った方々が環境教育で学習して、将来大人になったときに問題を解決するようなお仕事に就いていただければと思っております。

環境教育というのは非常に重要です。今年、全国の自治体で構成する「全国都市清掃会議」という団体の機関紙に夏休みエコ絵画コンクールの取り組みを紹介させていただきました。環境教育として1万点を超える応募が毎年継続しているということに対して、ほかの自治体からもかなり大きな反響がありました。また、1万点を超える作品の審査にかかわっていただいた先生方に敬意を表します。学校関係、保護者の皆様にもこういった取り組みを通じて環境問題にぜひ興味を持って教育をしていただければと思います。本日は本当におめでとうございます。
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